ふるさと敬愛 推進活動
日本は、すでに人口減少社会に入り、これから高齢化率もまだまだ高くなって 
いきます。GDPで中国に追い越され、国民一人当たりのGDPも、いつの間に 
か世界の中でランクを下げてしまいました。海外から「ジャパン アズ ナン 
バーワン」と賞賛されていたころがピークで、日本は、このままズルズルと沈 
み行く国になるんでしょうか。

そんな国には、したくありません。もう一度、元気な日本にしたい。そんな 
思いで、テレビせとうちは「ふるさと敬愛」推進運動を始めたいと思います。

日本再生のスタートは、私たちの生まれた、育った、今住んでいる地―ふる 
さと・故郷―の素晴らしさを、もう一度見つめなおし、ひとりひとりが自分の 
できる範囲で、「ふるさと」を元気にしていくことです。ひとりが2人にな 
り、2人が3人になり、輪が広がっていけば、大きな大きな力になっていきます。

日本が元気だったころは、地域が元気でした。日本の元気は、地域の多様性 
にありました。皆さんそれぞれが生まれ育った地域、自分の住んでいる地域に 
は、それぞれの地に歴史や伝統があり、文化があり、その地独特の田園風景 
や、たたずまいがあり、その地その地らしいコミュニティーがありました。今 
一度、ふるさとを敬い、愛していく。そういう思いを持つ人が増えていけば、 
「ふるさと」はきっと、私たちに新たなエネルギーを与えてくれるに違いない 
と思います。「岡山敬愛」「香川敬愛」で、瀬戸内のこのエリアを元気にしていきたい。

「ふるさと敬愛」の、「ふるさと」を「家庭」に置き換えれば、「家庭敬 
愛」になります。学校、職場、会社、地域に置き換えてみてください。「学校 
敬愛」であり「職場敬愛」「会社敬愛」「地域敬愛」になります。それぞれ自 
分が属しているところを、もっもっと「敬い愛していく」、そういう思いを強 
めていけば、いろんなところで、様々なパワーが生まれてくるに違いありませ 
ん。それがひいては「日本敬愛」にもなります。

今回、東北・東日本で大震災があり、多くの方々が被災されましたが、「ふ 
るさと」を思う熱い思いが、復興の大きな力になり、地域再生につながってい 
くことでしょう。

21世紀のキーワード、それは「ふるさと」です。「ふるさと敬愛」です。