岡山県酒造組合のHPによりますと
岡山県の酒蔵の数は
備前エリア(岡山・瀬戸・西大寺)12蔵
備中エリア(児島・倉敷・玉島・笠岡・高梁)28蔵
美作エリア(久世・勝山・美作)6蔵
の46蔵と掲載されています。
全国では
日本酒の酒蔵は
国税庁 清酒製造業の概況/平成28年度調査分 を
参考としますと
1,400蔵以上
銘柄は1万銘柄以上といわれています。
多いようにも思えるのですが
実情は
酒蔵数は徐々に減ってきているのです。
昭和初期では7,000蔵以上
平成のはじめでは
2,500蔵近い酒蔵がありました。
前述の
国税庁 清酒製造業の概況/平成28年度調査分によると
酒蔵は日本全国に満遍なくあるというわけではなく
日本酒造りが盛んな地域と
そうでない地域が分かれていて
都道府県で酒蔵の数は違ってきます。
日本酒の酒蔵数1位は新潟県です。
2位は長野県
3位は兵庫県と続きます。
生産量については
1位は兵庫県
2位は京都府
3位は新潟県です。
逆に
焼酎造りが盛んな宮崎県では
日本酒の酒蔵は2つ
鹿児島県と沖縄県では
それぞれ1つずつとなっています。
酒蔵数の多い地域での
「味わい」の特徴をまとめてみますと
新潟県は「淡麗辛口」
キレのある飲み口で
スッキリとした味わいです。
日本酒特有の甘み、香りを
抑えているものが多くあります。
長野県は「濃醇甘口」
日本酒のふくよかな旨みが味わえます。
飲み口はまろやかでコク深く
華やかな香りが魅力です。
兵庫県は「濃醇辛口」
濃厚かつ芳醇でありながらも
飲み口はサラリと軽いお酒です。
お米の旨みが強いものも多くあり
日本酒本来の深い味わいが楽しめるお酒です。