まず「アルコール筋症」とは
アルコールが原因で
筋肉にダメージを受けること
つまり筋肉の細胞がこわれてしまう症状を言います。
急性のものと慢性のものがあります。
急性アルコール筋症は
お酒を飲みすぎた翌朝
筋肉痛・筋力低下などを起こします。
飲みすぎると誰でもなりうる症状で
飲酒の際には水分をしっかりとることが大切です。
海外のデータによると
「急性アルコール筋症」は
男性のほうがなりやすいとされていて
これは
1回の飲みすぎでも起きてしまい
さらに、高い頻度で発症するとされているのです。
たとえば
酔いつぶれてしまい
片方の手が自分の体で抑えられてしまった時
その圧迫による血流低下があると
その部位にアルコール筋症を発症しやすくなる
ということが知られています。
アルコールによる
筋肉へのダメージが起こる原因として
ビタミン不足
カリウムやカルシウムなどの
「電解質(ミネラル分)」の異常
アルコールの分解産物である
「アセトアルデヒド」による影響など
諸説があります。
アルコール筋症の一番の予防法は
当然のことながら
「お酒を飲みすぎないこと」です。
難しいときには
水分を一緒に多めにとることで
予防の効果があるといわれています。
「急性アルコール筋症」は
「筋肉痛」だけなので
立てないとか、歩けない、といった
重度な筋力低下がなければ
ほとんどが
自然とよくなっていきます。