お酒を飲むと
身体には
どのような作用が起きているでしょうか。
脱水症状(水分不足)
お酒を飲むほど
お酒の利尿作用によって
体内の水分が失われていきます。
お酒を飲んだ以上に
尿として水分が出ていってしまいます。
また
アルコールが肝臓で分解される際に
水が必要になります。
血液中のアルコールが
肝臓のアルコール脱水素酵素(ADH)によって
分解された中間代謝物質
アセトアルデヒドが
体内で酢酸(お酢に含まれる酸味成分)に分解され
さらに二酸化炭素と水になる分解過程で
必要となる酵素の働きに
水が必要となります。
このアルコールの代謝過程には
大量の水が必要です。
水分は大量に取る事が大切です。
塩分(ナトリウム)不足
カラダから水が失われるときは
同時に塩分(ナトリウム)やカリウムなど
「電解質」と呼ばれるミネラルも同時に失われます。
体内の塩分(ナトリウム)が極端に不足すると
血液やリンパ液
胃液、消化液などの
必要な成分の生成スピードが遅れます。
利尿作用により脱水が起こると
塩分(ナトリウム)も体の外に
流れていってしまいます。
塩分(ナトリウム)不足が起こると
脳が危険をキャッチします。
塩分(ナトリウム)か
塩分(ナトリウム)を含んだものを
摂取するようにと指令を出すのです。
その結果
塩分を含んだ水分・汁物が欲しくなります。
低血糖
アルコールが肝臓で分解される際に
水と同時に
体内の「糖」が必要になります。
この代謝過程において
肝臓で急激に血糖が消費されると
「血糖値」が下がります。
血糖値が低下してしまい
「低血糖」になった場合
冷や汗や手足のしびれ
けいれんなどの症状が現れたり
重度になってしまうと
意識障害の症状が現れることもあるのです。
また、脱水症状は血糖値の低下に拍車をかけます。
ですから、この場合でも
脳が危険をキャッチして
危機だと判断し
低血糖の症状を改善するため
糖質(炭水化物)を欲して
ラーメンやお茶漬けなどが
食べたくなるというわけです。
また、脱水症状は
血糖値の低下に拍車をかけます。
低血糖の症状は
実はお酒を飲んでいる最中から
すでに始まっているということです。
脱水症状による水分不足・塩分不足・低血糖
これが
お酒を飲むと〆のラーメンが欲しくなる理由
ということです。