お酒の雑学(健康) ・空腹でお酒を飲むと

2019.06.19

空腹でお酒を飲むと
酔いが回りやすいという話
実はホントです。
 
アルコールは
消化を受けることなく吸収され
通常は
飲んだ量の20%程度が胃から
残りが小腸上部から吸収されます。
腸からの吸収速度は
胃からの吸収に比べ
速いことが知られています。
また全般的に
消化器官内にあるアルコールは
飲酒後1~2時間で
ほぼ吸収されてしまうといわれています。


空腹時に飲酒をすると
アルコールが胃を素通りして
小腸に流れ込むので
アルコールの吸収がさらに速くなります。
反対に
食事や肴と一緒に
ゆっくりと飲酒することで
アルコールが胃に留まる時間が延び
小腸にまで届くのに時間がかかり
その分 全体のアルコールの
「吸収」が遅くなりますので
アルコールの血中濃度も低く抑えられます。
また
「お燗」で身体を暖め
アルコールの吸収率を良くして
早く酔いを感じるようにさせて
適量飲酒につなげるというやり方も考えられます。
 
いずれにしても
空腹時の飲酒で
アルコールの吸収が早くなり
早く酔ってしまった状態では
判断力が大きく低下してしまいますので
いつも以上にお酒を飲んだり
食べ過ぎたりと
なってしまう可能性があります。
なるべくカロリーの低い
冷奴や枝豆などを選ぶようにして
食事や肴のカロリーを意識していけば
「お酒を飲んで太った」ということの
予防になると考えます。
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