日本酒の雑学 ・日本酒と料理の合わせ方の大まかな目安

2019.05.09

日本酒の甘口・辛口の
度数をはかるときの目安になる
「日本酒度」。
4℃の水の重さを基準として
それより(比重が)重いものは
マイナス。
(比重が)軽いものはプラス。
 
マイナスの数字が大きくなることは
水よりも重くなるということで
旨味を醸しだす成分が多いということ。
いわゆる「甘口」のお酒の
ひとつの目安になります。
水よりも軽くなれば
アルコール分が多くなるということで
キリッとした「辛口」のお酒の
目安になります。
 
中辛のお酒であれば
「プラス(+)2」くらいの日本酒度のものが
ちょうど良いのではと考えます。
 
ほかの目安としては
「淡い(スッキリ)」
「濃い」もあります。


日本酒の種類別に
どんな料理が合うか
大まかな目安を考えます。
 
吟醸系(フルーティ)
「吟醸香」と呼ばれる
果実香のような特有の香りが特徴。
合いそうなのは、淡白な素材を使った料理。
白身魚や、そのお刺身、カルパッチョ 等。
おひたし、山菜の天ぷら等も。
フルーツを使ったものも合うかもしれません。
 
純米系(旨口)
旨味と甘みが特徴
合いそうなのは、しっかりと味の付いた料理。
純米酒は
お酒の原料が米と麹のみ。
米と麹の旨みと甘みを感じられるお酒です。
コクのある風味がありますから
ご飯(白米)を食べるとき
「おかず」として合うものをと考えて
しっかり味のついた料理。
魚の煮つけ、肉料理 等ではいかがでしょうか。
 
本醸造系・普通酒(スッキリ)
飲み口はキリッと。味わいはスッキリと。
醸造アルコールが入ると
飲み口がキリッとします。
すっきりした味わいが好きな方へおすすめ。
合いそうなのは、シンプルな料理。
お店にある定番といえるお酒です。
香りはひかえめ
きりっとした辛口です。
どんな料理にも合いやすく
シンプルな、素材を生かした
あっさりした料理が良いようです。
豆腐(冷ややっこ)、酢の物 等。
 
日本酒には、銘柄ごとに
お勧めの最適の温度・飲み方がありますが
お好みでも良いのではと考えます。
「冷や(常温)」
「冷酒」
「ぬる燗」
「熱燗」とか大まかにでも良いと思います。
しかし、せっかく良い日本酒と
料理を味わうわけですから
いい状態で、美味しく飲むために
お店の方に聞いてみるのが一番でしょう。
冷酒用
熱燗用
といったお酒もあります。
ページトップへ