日本酒の雑学 ・「きざけ」「なまざけ」「なましゅ」

2019.05.08

殺菌のための火入れをしていない日本酒が
「生酒」。
読み方は
「きざけ」
「なまざけ」
「なましゅ」と
どのようにでも読めます。
 
「生酒」は
もろみを搾ったあと
加熱処理の「火入れ」をしていないもの。
火入れをしていないものであれば
加水調整をしたり
醸造アルコールを添加したものも
「生酒」と呼べます。

「原酒」というのは
搾った日本酒を水で割らない
(加水調整をしない)お酒です。
 
火入れも
加水調整もしていないお酒は
「生原酒」と呼ばれます。
 
日本酒は、通常
貯蔵の前と出荷時の
2回、火入れ(加熱処理)をおこないます。

「生詰め」と呼ばれるお酒は
お酒を搾ったあと
貯蔵する前に火入れをして
出荷時の瓶詰めの時には
火入れをおこなわない日本酒です。

「生貯蔵酒」は
搾った時の火入れをおこなわず
生酒の状態で貯蔵します。
出荷の時の瓶詰めの時にだけ
火入れをおこないます。
 
全く火入れをおこなわない「生酒」は
香りが華やかでフレッシュです。
「旨口」と呼ばれる
濃くて甘い、しっかりとした味わいです。

「生酒」は
冷蔵庫などで冷やして飲めば
風味を存分に楽しめます。
合わせられる料理も幅広く
あっさりした料理が
相性が良いと言えます。
しいていえば
「生酒」は
白ワインのような感覚で
楽しめるお酒なのです。
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