日本酒の雑学 ・徳利の洗い方

2019.04.25

徳利でお燗をつけると
熱が徳利の内側でゆっくりと循環し
お酒がまろやかになり
旨味のある「燗酒」となります。
その徳利
陶器でできているものが多くあります。
陶器は良く洗っておかないと
カビが生えてしまうことがあります。
そうならないための
徳利の洗浄のポイントは
使用後
しばらくお湯に浸しておくことです。
 
陶器は 吸水性が高いもの
実は 内側まで
お酒の成分が染み込みやすくなっているのです。
この染み込んだお酒の成分を
しっかりと抜いてしまうために
お湯に浸すのです。
染み込んだお酒をきちんと抜かないと
日本酒の糖分やアミノ酸などを栄養として
カビが発生してしまいます。
 
徳利をお湯に浸して
染み込んだお酒を抜いた後は
しっかり洗浄します。
徳利は口径が狭く
内側までしっかりと洗うことが難しい形状です。
便利なのが細長い形状のブラシです。
細長い形状のブラシは
徳利の底まで洗いやすく
100円ショップでも購入しやすいものです。
 
徳利にカビが生えてしまったときには
市販の漂白剤を薄めた洗い液の中に数分間
浸しておいての浸け置き荒いが効果的です。
浸け置きをした後
漂白剤の成分を抜くために
お湯に浸しておくようにします。
 
洗い終わったあとは
よく乾燥させます。
陶器は非常に乾燥しづらいという
特性があります。
口径が狭くなっている徳利は
乾燥するまでに特に時間が必要です。
徳利を逆さにして水を切り
内側をしっかりと乾燥させることが必要です。
乾燥が不十分だと
カビの発生や
いやな匂いの原因となってしまいます
特に湿気の多い季節には
注意が必要です。
 
ガラス製の徳利では
食器用洗剤を薄めたもので
浸け置き洗いをします。
くもりが気になる場合は
漂白剤を薄めたもので
浸け置き洗いをするのが効果的です。
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