お酒の雑学(健康) ・お酒の危険なシチュエーション

2019.04.02

スポーツ前
スポーツしながら
スポーツ直後の飲酒は
心臓に過度の負担をかけてしまいます。
まさに危険行為です。
 
スポーツによる発汗作用に加えて
アルコールの利尿作用により
脱水症状をまねくおそれがあります。
とくに
水泳は、心臓に二重の負担をかけてしまい
死をまねくこともあるのです。
また、スキーやスケートでは
お酒に酔ったことで
反射神経や判断力が鈍ってしまいます。
思わぬ大ケガ
事故の原因になりますし
自分だけではなく
他の人を巻き込んでしまうこともあります。
 
酔ったままの入浴
入浴しながらの飲酒
これは血圧の変動をもたらしてしまい
脳卒中や心臓発作を引き起こしてしまうという
危険性があります。
 
湯船に浸かったまま寝込んでしまい
溺死してしまう危険性もあります。
お風呂やサウナに入ることでは
血中のアルコール濃度は下がりません。
酔いが早く覚めるということは誤解です。
発汗による脱水症状も
注意が必要です。
 
薬を服用中なのにお酒を飲んだ場合は
薬の種類によってもですが
薬が効きすぎたり
逆に効かなくなったり
また、場合によっては
生命にかかわるような
事態になることもあるのです。
とくに
睡眠薬や
精神安定剤
糖尿病などの薬のなかには
お酒で薬の作用が強まることが
知られているものがあります。
また、風邪薬や花粉症の薬では
アルコールと同じに
神経の働きを抑制する成分を含むものもあります。
ひどく眠くなったりして
事故に結びつく可能性もあります。
「薬を飲んだら、お酒は飲まない」
が安全です。
 
イッキ飲みは
短時間に大量のお酒を飲むので
肝臓でのアルコール分解が追いつかなくなり
血中のアルコール濃度が急速に高まります。
その結果
脳の中枢神経や呼吸中枢が麻痺してしまい
急性アルコール中毒にかかる
危険性が高くなります。

酔いのピークは
飲み始めて少し後になってから来ます。
「まだまだ酔っていない」と
急ピッチで飲み続けると
しらないうちに
限界を超えてしまいやすくなります。
脳のマヒが急速に進んでしまい
昏睡状態になり、そこから死にいたる
といった危険性があります。

イッキ飲みは「しない」「させない」
 
酔いつぶれた人を介護するには
・絶対に一人にしない、放置しない。
・衣服をゆるめて楽にさせる。
・体温の低下を防ぐために
毛布などをかけて温かくして寝かせる。
・吐きそうになったら
抱き起こさず
横向きの状態で吐かせる。
吐瀉物による窒息を防ぐための横向きです。
※酔いつぶれた人を横向きに寝かせる「回復体位」
酔いが回復するという意味の体位ではありません。
必ず付き添って様子をみる必要があります。
ページトップへ