お猪口の底に
青い円が二重で描かれている
「蛇の目」模様。
これは
日本酒の
「利き酒」の時に役立つ模様です。
実は
もともと「利き酒」用に作られた酒器です。
蛇の目の白い部分では
日本酒の
透明度、輝きを見ます。
青い部分では
光沢、濃淡を見ていきます。
お酒の外観、見た目、について
お猪口に日本酒を入れて
日本酒の色
粘性
清澄(せいちょう)
を見ます。
青みがかった透明なものは
若いお酒。
褐色なものは
熟成が進んでいるお酒。
粘性が高いものは
糖分やエキス分が多い
複雑な味わいを持つお酒と見られます。
色調は
澄み切っていればいるほどに
雑味がない
クリアな味わいとみられます。
香りについて
日本酒から漂ってくる
香りの強さ
華やかさを見ていきます。
お酒の
熟成年数
原料
製法によって
フルーティーな香り
米本来の香り等
さまざまな違いが出ます。
「老香(ひねか)」といわれる
日本酒が劣化した時に出る香りも
チェックします。
味わいについて
少量の日本酒を口に含み
舌全体に回し
口に含んだ瞬間の感触
甘み
苦味
酸味
旨味、等を味わいます。
上立ち香から
飲んだ瞬間に感じる
香りの変化の度合いもチェックします。
あと
飲むことで
喉ごし
後味もチェックできます。