お酒の雑学(健康) ・お酒と「脳」

2019.02.20

お酒のアルコールは
すぐに「脳」に影響します。
「酔っ払う」と言われる状態は
主に「脳」への影響によるものです。
 
お酒を飲むと
アルコールは
腸から吸収されて
アルコール濃度が上がった血液が
脳へと届きます。
そのアルコールが
脳の細胞に
いろいろな影響を引き起こします。
 
脳でまず影響を受けて
「反応がにぶる」のが
「思考や理性」を司る
前頭葉・頭頂葉です。
 
海馬(記憶をコントロール)に影響すると
記憶が飛ぶ・覚えてない
となってしまいます。
 
続いて
脳の後部の小脳が影響を受けます。
小脳は
身体の動きを司る働きがあります。
小脳にアルコールが効いてくると
千鳥足
手の震え
細かい動きが難しくなる
と言った症状が出てきます。
 
まだ飲んで行くと
生命維持活動や
本能行動・情動行動を司る
大脳の奥深くにある
「大脳辺縁系」という所にまで
影響がおよんでしまします。
そうなると
意識が失くなる
場合によっては
命に関わる危険な状態に
なってしまうこともあります。
 
また
極端な量のお酒を飲むことで
脳が萎縮する
ということがわかってきています。
もともと脳は
年齢が進むにしたがって
少しずつ萎縮していきます。
極端な量のお酒は
それを早めてしまうのだそうです。
 
どれくらいの摂取量で
脳がどのくらい影響を受けるか
まだはっきりとは
わかっていないということですが
脳への影響は
ゆっくりと進行するので
何十年という長さで
経過を見ていかないと
検証は難しいということです。
 
酔っぱらうと
性格が変わるという
人がいるように
お酒を飲んで
アルコールが入るということは
まちがいなく
「脳」に
大きな影響があるのです。
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