お酒の雑学 ・さかづき

2019.01.29

お酒を造ることができた人々は
次に
酒壺からお酒を分ける器
つまり「杯(さかづき)」を
身の回りのものから探して使いました。
 
森近くに住む人たちは木の実の殻
 
海辺に近い人たちは貝殻
 
狩猟をする人たちは動物の角
 
といった具合に
手近にあるもので
液体の入れられるものを
お酒の器として使いました。
それぞれに種族や民族の特性が見えます。
 
漢字の
「杯」という字は
「不」という音が
「分け取る」という意味を持っていて
“木に非ず”ではなく
“木製の、酒を分け取るもの”
という語義を持っているのだそうです。

樹木に恵まれた我が国では
古くから
木製の杯が使われていましたが
もっとも古い記録では
何と「木の葉」が
杯として使われていたそうです。
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