日本酒の雑学 ・一緒に飲んで。「和らぎ水(やわらぎみず)」

2019.01.08

日本酒のときに飲む
チェイサーのことを
「和らぎ水(やわらぎみず)」
といいます。
 
実は
アルコールを分解する際には
水分をたくさん必要とします。
さらに
アルコールの利尿作用によって
余計に水分は失われていきます。
ですから
身体は軽い脱水状態にあり
失われた水分を補給することは
とても重要なことなのです。
 
高い濃度のアルコールは
胃腸への刺激が強く
血中アルコール濃度も
早く上昇します。
そうすると
酔いがまわりやすく
肝臓への負担も高まります。
 
お酒の合間に水を飲むことで
アルコールが薄められて
アルコールの吸収を
緩やかにできます。
そうすると
どれくらい酔っているのか
把握できながら飲めるので
飲み過ぎ防止にも
つながります。
 
また
水でひと呼吸おくこともできます。
 
ですので
和らぎ水は
身体に負担をかけないために
大切なことなのです。
 
和らぎ水を飲むたびに
舌がリフレッシュされるので
感覚が鈍ることがなく
お酒や料理が
連続して美味しく味わえます。
 
和らぎ水は
氷水や冷たい水では
身体に負担がかかる場合もあるので
常温のものや
白湯にするなど
温度に気をつけることも大切。
 
日本酒を造る際の仕込み水は
和らぎ水として
アルコール摂取時に失われる
ミネラル等を補ってくれるので
最適とされています。
ミネラルウォーターでも
同等の効果が
期待できるようです。
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