日本酒の雑学 ・アルコール度数

2020.03.13

「○度」「○%」と表示される
「アルコール度数」。
この「アルコール度数」とは
難しく言うと
・摂氏温度15℃の時に計測される
飲料に含まれる
エタノール(エチルアルコール)の濃度を
百分率で示したもの
のことです。
アルコール度数が15度ならば
お酒の100 ml中に含まれる
エタノールが
15 mlである ということです。
 
海外ではアルコール分を表示に
「プルーフ」をつかいます。
アメリカやイギリスで
蒸留酒のアルコール分を表示する単位として
使われる「プルーフ」は
アルコール度数と比べて
USプルーフは2倍
UKプルーフは1.75倍の表示になります。
アルコール度数5%のお酒であれば
アメリカでは2倍の「10 USプルーフ」
イギリスでは1.75倍の「8.75UK プルーフ」
で表示されます。
 
一般的には
日本酒のアルコール度数は
ほとんどが
15度~20度です。
酒税法では
「清酒」と名乗るには
22度未満のものという決まりがありますので
15度~20度を超えることはほぼありません。
 
お酒には醸造酒と蒸留酒の
2つの種類があります。
醸造酒は
酵母を原料としてアルコール発酵させて造るお酒で
日本酒やビール、ワインなど。
蒸留酒は
醸造酒を蒸発させることで
より濃度の高いアルコール分を持つ液体を
集めたお酒です。
よって蒸留酒は
高いアルコール度数のお酒になり
焼酎やテキーラなどです。
 
日本酒は製造方法から見ても
アルコール度数は
低めのお酒と言えますが
蒸留酒は水・お湯割りやロックで
たしなむことが多く
日本酒は
薄めずに直接呑む場合が多いので
日本酒のほうが
酔い易い → アルコール度数が高い
というイメージを
持ってしまうようです。
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