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お酒の雑学 ・お屠蘇(おとそ)とは 薬用酒。
2019.10.21
お屠蘇(おとそ)とは
お酒や味醂(みりん)に
5〜10種類の生薬を浸け込んだ薬草酒です。
中国の三国時代(西暦200年頃)
魏の国に
「辛陀(かだ)」という
外科の名医が居ました。
「屠蘇散」を初めて作り
曹武帝に献上したのが
お屠蘇の始まりと云われます。
日本では
嵯峨(さが)天皇の時代
(西暦810年~824年)の元旦に
宮中の儀式として用いたのが始まりで
それから一般庶民の間にも広まり
正月三が日や祝い事の日に
邪気・疫病を払い
長寿幸福を得るという儀式として
広まりました。
特に
元旦(1月1日の朝)に呑むと
一年の邪気(じゃき)を避ける
といわれています。
名前の由来は諸説ありますが
屠蘇の「屠」は
屠(ほふ)る(殺す)ことから
邪気を払うという意味。
「蘇」は
魂を目覚めさせ、蘇らせるものと解釈して
「邪気を払い生気を蘇生させる」
という意味だと言われています。
また
「蘇」は鬼の名前といわれ
病を起こす鬼の総称のことで
鬼=(現代では)細菌
細菌を殺すこと
伝染病を予防する意味ともいわれています。
前出の
「屠蘇散」を構成している漢方薬は
「白尢(はくぼう)」:健胃利尿作用。
「山椒(さんしょう)・桂枝(けいし)」
血行を良くし、寒気に対する抵抗力を強める。
「防風(ぼうふう)」:風邪薬。
「桔梗(ききょう)」:気管支の薬。
調合されている生薬によって
効果は異なりますが
健胃・吐き気止め・利尿・抗菌・咳止め
風邪予防・血液浄化・発汗促進・下痢止め
などに効くと言われています。
お屠蘇は
大晦日の夜に屠蘇散を仕込み
元旦に屠蘇散を引き上げます。
出来上がったお屠蘇は
おせちやお雑煮などを食べる前に飲みます。
お屠蘇を飲む順番は
若者の精気を年長者に渡すという意味から
年少者から年長者へと杯を順番にすすめます。
また
厄年以外の人が口にした杯には
厄を祓う力があるとされ
厄年の人は最後に飲みます。
中国の古書の「礼記」によると
「お屠蘇」は幼少のものが
先ず一番に飲む事となっています。
それは
親(年長者)が病気になった時
先ず
子供達が薬をなめる
すなわち「毒見をする」
からであると書かれています。
お酒や味醂(みりん)に
5〜10種類の生薬を浸け込んだ薬草酒です。
中国の三国時代(西暦200年頃)
魏の国に
「辛陀(かだ)」という
外科の名医が居ました。
「屠蘇散」を初めて作り
曹武帝に献上したのが
お屠蘇の始まりと云われます。
日本では
嵯峨(さが)天皇の時代
(西暦810年~824年)の元旦に
宮中の儀式として用いたのが始まりで
それから一般庶民の間にも広まり
正月三が日や祝い事の日に
邪気・疫病を払い
長寿幸福を得るという儀式として
広まりました。
特に
元旦(1月1日の朝)に呑むと
一年の邪気(じゃき)を避ける
といわれています。
名前の由来は諸説ありますが
屠蘇の「屠」は
屠(ほふ)る(殺す)ことから
邪気を払うという意味。
「蘇」は
魂を目覚めさせ、蘇らせるものと解釈して
「邪気を払い生気を蘇生させる」
という意味だと言われています。
また
「蘇」は鬼の名前といわれ
病を起こす鬼の総称のことで
鬼=(現代では)細菌
細菌を殺すこと
伝染病を予防する意味ともいわれています。
前出の
「屠蘇散」を構成している漢方薬は
「白尢(はくぼう)」:健胃利尿作用。
「山椒(さんしょう)・桂枝(けいし)」
血行を良くし、寒気に対する抵抗力を強める。
「防風(ぼうふう)」:風邪薬。
「桔梗(ききょう)」:気管支の薬。
調合されている生薬によって
効果は異なりますが
健胃・吐き気止め・利尿・抗菌・咳止め
風邪予防・血液浄化・発汗促進・下痢止め
などに効くと言われています。
お屠蘇は
大晦日の夜に屠蘇散を仕込み
元旦に屠蘇散を引き上げます。
出来上がったお屠蘇は
おせちやお雑煮などを食べる前に飲みます。
お屠蘇を飲む順番は
若者の精気を年長者に渡すという意味から
年少者から年長者へと杯を順番にすすめます。
また
厄年以外の人が口にした杯には
厄を祓う力があるとされ
厄年の人は最後に飲みます。
中国の古書の「礼記」によると
「お屠蘇」は幼少のものが
先ず一番に飲む事となっています。
それは
親(年長者)が病気になった時
先ず
子供達が薬をなめる
すなわち「毒見をする」
からであると書かれています。